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劇団鳴かず飛ばず
劇団鳴かず飛ばず
鹿児島市内で活動する
社会人劇団、鳴かず飛ばず。
今年でなんと結成16周年!

舞台上でも、街中でも、
鳴かず飛ばずが駆け回る。

ブログとHPとついったーフェイスブックと。
今年も鳴かず飛ばずをよろしく!!

2010年12月28日

「鋼鉄番長」のおもひで(観劇編)

皆様ごきげんよう。
どうも、再びサカモトです。

昨日稽古場で年末大掃除ブーをしたのですが、
換気扇が、発狂しそうなくらい埃まみれで、
発狂しそうになりました。
はるちゃんと宇都家の次男坊が「松居棒」で掃除してくれました。

あと、舞台用のパンチ(舞台に敷くカーペットのようなもの)の掃除もしました。
掃除の途中、きょう子にしゃべりかけてたら、
こうたろうくんから

「来年は、『静かにする』を目標にしなさい」

と、学級会の議題みたいな抱負を提案されました。
できるかなあ。
いいの~?
静かになっちゃっていいの~?
よし、生来おとなしめで生きてきた(中3まで)わたしの、
本領を発揮するときがきたようです。

来年は、静かにする!! (山頂から叫ぶ感じで)

うん、むりみたい。

・・・さて、むりめの来年の抱負も無事たったところで(?)、
前回の続きを書きたいと思います。
以下、ネタばれ含みます!ご注意ください。



「鋼鉄番長」は、上演時間は休憩も含めて3時間あまり(!)だったのですが、
ぜんぜん疲れませんでした。不思議。
舞台と客席が近くて一体感があったからなのか、終演が近づくほど寂しくなって、
終わらないで!と思いながらエンディングをみてました。
ほんとに不思議な体験でした。観劇しててこんな気持ちになることなんて
初めてでした。
流石、いまをときめく(死語)劇団新感線のエンタテイメントです。

まあ、別の見方をすると、
というかかなり欲目な見方をすると、
自分達が普段舞台で面白がってやってることと似てるからかもなあなんて思いました。
なんというか、笑いのツボが似てるというか。
影響はそりゃあ受けてると思うけど、でも。
テイストは違っても、湯加減が同じというか。
いやー、うちの主菜と副主宰も、なかなかどうして、イカシテル(死語)のですよ!
手前味噌!
劇団として技術力とか経済力とかもろもろ、
そりゃまだ未熟だけどもね。
たかだか5周年だし・・・。
でもうちには後藤いのうえがいると信じてるんですよ、わたし。
なんて!
劇団内で一番夢見がちクローバーなのはきっとわたしですけど。
でも見てないと実現はむりなのでね。はね。




というわけで芝居の内容と全く関係ない話ばかりしてすみません。
本題にもどります。
もとい!
えと、ざっくりとまとめますと・・・
まずオープニング。
爆音と、青いムービング(動く照明)、噴出すドライアイス。
のっけから、キター!
でもこれってわりとベーシックな小劇場演劇のOPかも。
新感線はいまは大規模な商業演劇のカテゴリに入るけど、
こういうベーシックなOPを見ると、なんか安心します。
こっち側(小劇場系)出身の人間がやってるんだなって。


いやー、でもやっぱり、小劇場演劇のOPって、
完全暗転と爆音ありきだと思うー!
現実世界からお客を切り離す意味で
必要不可欠だとおもうんですけど個人的に!!
まあ爆音といえないまでも、ある程度の音量は必要っ
そんでクレッシェンドからてっぺんでカットアウト→明転、とか凄い好きです。
べたですけど。(おたくでごめんなさい)



話がそれました。
それであと、印象に残ったのは、
派手なロゴの電飾!
「鋼鉄番長」っていう文字のビッカビカの電飾が、
舞台のセンターに現れたときは圧巻でした。
こういうとこが、破天荒で天才だなあと思う。
誰もこんなことしないもん!
凄い。そしてその経済力もすごい。
電力もすごい。
あ、嘉穂劇場は古いので、
電力を補うために発電車をもってきてるんですって!
・・・妥協せずにいろんなことできちゃうって、いいなあ!



そしてその豪華電飾はOP部分一回こっきりしか使わないという。
貴族か!
シーンの途中のおバカなシーンで、
30秒ほどの振り付けのためだけに、宙吊り用ワイヤーを3本も使う。
貴族か!!


そう、「そんないいものを、そんなおバカな使い方?!」
っていうの、いいですよねー。
贅沢。冬に喰うアイスですよ!
・・・そんなアイスな演出を交えながら、
小気味よくテンポよく、お話は進んでいきます。



役者さんでとくに印象に残ったのは(敬称略)

三宅弘城
保坂エマ
中谷さとみ
村木仁

この方たちかな。
保坂エマは冒頭花道から登場なんだけど、凄くカワイイ!
あのハスキーな声がいいですよね。スタイルも抜群。
なのに、お尻とか惜しげもなく出すんですよ!
女優魂!(まあ新感線だとお尻すら至極あたりまえな気もするけど)

今回は、珍しく劇団員の保坂さんがヒロインと言っていい役どころ
だったのですが(すごく嬉しい!)、
もしかしたら主演が三宅さんになったことで、
多少バランスが変わって、より目立つ存在になったのかな・・・?
と気になりました。
主演じゅんさんバージョンがどんなだったか気になるっ。



中谷さとみもオイシイ役で、本当にかわいかった。
ゴスっぽい衣装が凄く似合ってた。
ありえないってぃ! 」という口癖がとてもよかった。

あ、山本カナコもちっさくてかわいかった。
うわ~ん(泣)!死ねい! 」
っていう台詞がほんと秀逸だった。



あと古田新太は別格
出てきただけで拍手が起きたのは、この方だけでした。
かっこいい役なので、ちょっとしぼったのか、やせてました(笑)。
かっこよかったです。
古田さんは一般的な「イケメン」とはいえないのに、
なんであんなにかっこいいんだろー(^-^)!
色気が半端なかった!
けど古田さんも、主演がじゅんさんじゃなくなったから
バランス変わっただろうなと思う。
かなり力の抜けた感じで、
うん、やっぱり「じゅんさんのも観たい」って思っちゃった。




それからそれから・・・
高田聖子と古田さんが並ぶと、
ほんとにすごいキラキラキラキラが出るの。
二人でじゃれあうシーンがあったのですが、
ほんとに釘付けになりました。
面白すぎてまぶしかった!
なんだろう、本物のダイヤモンドの大きい奴を、
両手で抱えたような気分といいましょうか。
とにかくすごくまぶしかった。


高田さんは・・・
おもしろかったんだけど、
大好きなんだけど、
わたしはキャラ作りの出典がちょっとわからなくて、くやしかった。
でも流石に存在感大きかったです。出番そんなにないにも関わらず。
たこ焼きを武器に戦う姿は美しかった!




あとインディ高橋が妖怪みたいだった(ほめてます)。
酒井真紀もよかった。
あの周囲のテンションと早いテンポの中で、
ゆっくりの台詞の言い回しを貫く、そして笑いを成立させるという
凄いことをやってのけてました。




それからそれから、
なんといっても三宅弘城!
三宅さんはもともと大好きな役者さんなので、
主役の代役が三宅さんと聞いて、すごく期待はあったんですけど、
でも稽古期間4日間とのこと・・・。
どうなるんだろうなあ、
三宅さんは力ある役者さんだけど・・・
不完全で舞台に立つことなどはありえないだろうけど・・・

そんな感じで、正直出てくるまでわくわく半分、不安半分なわたしでした。
でも・・・
実際、幕があいてみると、
本役のじゅんさんだったらどうだったかな?
とは何度も思ったけど、
本役のじゅんさんだったらよかったのになー
とは一度も思いませんでした。
とくに鋼鉄の体を手に入れてからの役へのなじみっぷりったらなかった。
流石筋肉を売りにしてるだけあります。
殺陣も、キレが半端なかった。
それに、三宅さんってなんだかカワイイヒヨコのですが、
そのカワイさがやっぱりよく出てて、さわやかで、素敵でした。
まあ、もっと稽古期間があればもっとしっくりいってたとは
思うけど、それはもう仕方がない。
三宅さんがんばった!素敵だった!

あと、もう一人の代役さん・・・
河野まさと。
河野さんもがんばってた!!
まーでも、あのインパクト大の役者、
池田成志さんの代役だからなあ。
正直、ものたりなさはありました。
でも、不思議だったのは、一瞬河野さんが成志さんに見える瞬間が、
何度もあったこと。
のりうつってるみたいに似てるときがあった。声とかも。
もしかして成志さんになりきる作戦だったのかな??
台本がアテ書きだから、似てきちゃうってこともあるのかな?
うーん。でも、ニヒルな成志さん風もいいけど、
河野さんなりの明るいキャラでも見てみたかったなという気は、
すこししました。
実際難しいだろうけれど。(言うのは簡単(^-^;)!)
カーテンコールの時、すまなさそうに挨拶する河野さんが印象的でした。
ほんとうに控えめないい人なんだろなあ・・・!

あと田辺誠一がめっちゃ足ながかったり、
河野さんが花道から客席に降りてくるサービスのときに、
我等がかこいちゃんの目の前に来てびっくりしたり、
(かこいちゃんが新感線のスポットライトをあびていた!)
村木仁が体をはって、ドリフよろしくバケツで水かけられたり
スポンジで顔を洗われたりしてて面白かったり、
村木仁の女の子役がすごく・・・
キャラクターの人形みたいにすごくかわいくて・・・
ついつい目を奪われてしまったり。
実はわたし、村木さんが今回一番すきでした・・・



そんな感じで、3時間あっという間でした。
何度も何度もカーテンコールがあって、
最後はスタンディングオべーションしちゃいました。
役者さんと目があって嬉しかった。
あと、最後の最後三宅さんだけ出てきて、
効果音つきで鋼鉄番長のポーズ(?)をきめたんだけど、
もうそれがほんとにほんとにかっこよくって、
今でも目に焼きついています。
あーもー三宅さん!!ってなりました。



「鋼鉄番長」のおもひで(観劇編)
かっこいいい!!



というわけで、ね。
お芝居はもちろん凄く楽しかったし、
いのうえさんにも会えたし、
なにより皆でこの劇団のお芝居を観れたことが
とっても有意義に感じられました。
わたしたちもがんばろ!!と思いました。

さあっ。
素敵なフライヤー(チラシ)もできたし、
年明けからコントやるぞっゲンコツ


以上、仕事納めのミサトッティでした。





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