2010年01月25日
つかこうへいさん。
どもども。原田です。
今日は大変ショックなニュースが
つかこうへい氏が肺がん告白…病院から舞台を指揮
以下引用:
>劇作家のつかこうへい氏(61)が25日、肺がんを患っていることを明らかにした。報道各社にFAXを通じて発表した。現在、病院で抗がん剤の投与を受けている。
FAXによると、つか氏は2月3日に新橋演舞場で初日を迎える黒木メイサ主演の舞台「飛竜伝2010」に向けて、稽古をしており「キャスティング等、全て決まった後の肺癌の告知でございましたので、まことに辛うございました」と報告。
しかし、演出助手を通じて稽古の様子を撮影したビデオを病院で見て指示を与えており、「昨日今日で、ほぼ完璧なものができあがっております。どうぞお芝居をお楽しみくださいませ」と述べ、舞台は予定通り行う考えを示した。
(サンケイスポーツ)
うーん。ショックです。
芝居を始めた、まだ、間もないころから、
熱海殺人事件や、飛龍伝の台本は読んでいました。
学校の図書館に何故か置いてあったんです(笑)
モンテカルロや、ロンゲストスプリングが好きでしたねー。
しかし、台本上でしか見ることがなく、実際につか芝居を見る
機会はなかったんですね。
で、はじめて観たのが、大学時代に映像で見た
つかこうへいダブルス2003の「幕末純情伝」「飛龍伝」
衝撃を受け、ファンになりました。
思っていたよりもずっと熱くて、思っていたよりもずっとスピーディーで。
思っていたよりも派手でエンターテイメント性も備えてて。
思っていたよりもずっとおもしろくて。
鳴かず飛ばずも幕末にはまった者多数です。
でも、この時点ではまだ、ただのファン。
そしてそして、上町クローズラインの主催宇都氏と知り合いになり、
つかこうへいの世界に片足ですがつっこむことになり、
その奥深さにすっかりはまって抜け出せなくなってしまいました。
「幕末」「飛龍伝」みたいな派手な演出の舞台ではなく、
素舞台で派手なセットもなく、黒一色、派手な照明もなく、
ピンスポットの灯りのみで、役者が身一つで勝負する。
食うか食われるかの限界ぎりぎりの劇空間バトル。
「二等兵物語」
自分の芝居の偏った価値観をいい意味でぶっ壊してくれた作品でした。
なんというか、悔しい気持ちも、辛いことも、もちろん楽しいことも、
全部が自分の芝居の武器になる、っていう自信と
やってもやっても届かない、「まだ、まだ」と精進し続けなければいけない世界に足をふみいれてしまったという
恐怖(笑)
それが、芝居の技術だけでなく、その人の人間性にまで及ぶから達が悪い(笑)
そんな、つか作品との出会い。もとい、つかこうへいさんに陶酔する宇都氏との出会い。
それから、幸運にも熱海殺人事件に出演する機会にも恵まれ、
芝居のビデオでつかさんの作品を漁り、
生でも
黒谷友香主演の「熱海殺人事件~売春捜査官」
石原さとみ主演の「幕末純情伝」
と観に行き、
そして3月に福岡である
「飛龍伝2010~ラストプリンセス」
も観に行こう!と思っていた矢先のニュースでした。
病室のベッドからの演出。
鬼気迫るものを感じます。
絶対に克服して、次の芝居も作ってほしい。
簡単には言えないことだけど、
でもやっぱり、絶対に克服してほしい。
「飛龍伝」
楽しみにしています。
今日は大変ショックなニュースが
つかこうへい氏が肺がん告白…病院から舞台を指揮
以下引用:
>劇作家のつかこうへい氏(61)が25日、肺がんを患っていることを明らかにした。報道各社にFAXを通じて発表した。現在、病院で抗がん剤の投与を受けている。
FAXによると、つか氏は2月3日に新橋演舞場で初日を迎える黒木メイサ主演の舞台「飛竜伝2010」に向けて、稽古をしており「キャスティング等、全て決まった後の肺癌の告知でございましたので、まことに辛うございました」と報告。
しかし、演出助手を通じて稽古の様子を撮影したビデオを病院で見て指示を与えており、「昨日今日で、ほぼ完璧なものができあがっております。どうぞお芝居をお楽しみくださいませ」と述べ、舞台は予定通り行う考えを示した。
(サンケイスポーツ)
うーん。ショックです。
芝居を始めた、まだ、間もないころから、
熱海殺人事件や、飛龍伝の台本は読んでいました。
学校の図書館に何故か置いてあったんです(笑)
モンテカルロや、ロンゲストスプリングが好きでしたねー。
しかし、台本上でしか見ることがなく、実際につか芝居を見る
機会はなかったんですね。
で、はじめて観たのが、大学時代に映像で見た
つかこうへいダブルス2003の「幕末純情伝」「飛龍伝」
衝撃を受け、ファンになりました。
思っていたよりもずっと熱くて、思っていたよりもずっとスピーディーで。
思っていたよりも派手でエンターテイメント性も備えてて。
思っていたよりもずっとおもしろくて。
鳴かず飛ばずも幕末にはまった者多数です。
でも、この時点ではまだ、ただのファン。
そしてそして、上町クローズラインの主催宇都氏と知り合いになり、
つかこうへいの世界に片足ですがつっこむことになり、
その奥深さにすっかりはまって抜け出せなくなってしまいました。
「幕末」「飛龍伝」みたいな派手な演出の舞台ではなく、
素舞台で派手なセットもなく、黒一色、派手な照明もなく、
ピンスポットの灯りのみで、役者が身一つで勝負する。
食うか食われるかの限界ぎりぎりの劇空間バトル。
「二等兵物語」
自分の芝居の偏った価値観をいい意味でぶっ壊してくれた作品でした。
なんというか、悔しい気持ちも、辛いことも、もちろん楽しいことも、
全部が自分の芝居の武器になる、っていう自信と
やってもやっても届かない、「まだ、まだ」と精進し続けなければいけない世界に足をふみいれてしまったという
恐怖(笑)
それが、芝居の技術だけでなく、その人の人間性にまで及ぶから達が悪い(笑)
そんな、つか作品との出会い。もとい、つかこうへいさんに陶酔する宇都氏との出会い。
それから、幸運にも熱海殺人事件に出演する機会にも恵まれ、
芝居のビデオでつかさんの作品を漁り、
生でも
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と観に行き、
そして3月に福岡である
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病室のベッドからの演出。
鬼気迫るものを感じます。
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簡単には言えないことだけど、
でもやっぱり、絶対に克服してほしい。
「飛龍伝」
楽しみにしています。
ヒロシと不思議の少年(アラサー)な夜’17完結編
ヒロシと不思議の少年(アラサー)な夜’17vol.2
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七芒星ってどんな話??
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ひと夏の経験。
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Posted by 劇団鳴かず飛ばず at 19:30│Comments(0)
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