劇団鳴かず飛ばず

どうも、もんにちは。
夏真っ盛りですが、いかがおすごしですか？
サカモトです。

遅くなりましたが、8月8日のコントライブにご来場いただいた皆様、
本当にありがとうございました！
あったかいお客様のおかげで、
本当に楽しんで舞台に立つことができました！
この感激をわすれずに9月もがんばりますので、
どうぞまたみに来てくださいね！



ところで
舞台裏や本番中の写真・・・
なんだかなあ私はあんまり撮ってなかったことに
気がつきました。
買出し部隊だったからかな。
そういうわけで、
舞台裏詳細はほかの面々におまかせして・・・
あえて全く関係ない話していいっすか！
いいっすか！


ミュージカル「COCO」みてきました！


「COCO」とは・・・
ココ・シャネルの生き様を描いたミュージカルです。
鹿児島公演は、8月１１日宝山ホールにて。
演出は、G2。
主演は鳳蘭。


前からCMとか流れてて、
観たいような気はしていたの。
けどチケット高いしナア・・・（なんか・・・いちまんえんくらい？）
観ないだろうなあ。
そんな印象をもちつつ・・・
きのう8月１１日、
仕事終わってBダッシュで宝山ホールにおもむきました。

ええ、もちろん、
観劇が目的ではありません。
観劇が目的で集まるセレブなお客様をターゲットに、
9月の我々の公演のチラシを配ろうと、
そういう目的なわけです。ハイエナです。

しかしセレブはそんなハイエナにも優しい。
我々がふるえる手で差し出すチラシも、
笑顔でうけとってくださいます。
となりで同じくノヴァの刺身公演チラシを配っていた
ノヴァのもっちゃんと、

「加藤登紀子効果」並びに
「某イベント会社スタッフのガラが意外に悪い件」

などについて話しつつも、
チラシ、はけるはける。
400部くらいあったのに、
またたくまに無くなってしまいました。
いやー嬉しい！
お芝居好きな人がこんなにいてうれしい！


そんなかんじで気をよくしていた私のもとに、
さらに朗報。
なんと、いっしょにチラシをくばっていたよっぷんが、
なんか格安で観劇できる素敵なはがきを持っているというではないか！
そして優しいよっぷんは
「いっしょにみませんか？」
ってさそってくれたではないか！


まじで！
いいの？
でもなんか・・・いいの？
悪いよー。
こんな私なんかで、いいの？


よくわからない恥じらいを示す私に、
こうたろうくん（おなじくチラシを・・・（以下略））が言った。


「大澄賢也をみておいでよ！」


・・・わりと鳳蘭とかも出ているなかで、
なぜにケンヤをチョイス？？


・・・うん、わかった！
（わたし、鈴木綜馬（元劇団四季のミュージカル俳優）をみてこよ！）


こうして、
よくわからない後押しと、
後押しに後押されたのかよくわからない決心により、
わたしはよっぷんのご好意に甘えることにしたのでした。



さて・・・
「カメラをお持ちの方はいませんか？」
と、効果がまるで見込めない質問をあびせかける
入り口のスタッフを尻目に、
わたしとよっぷんは会場へ。
舞台上は緞帳が降りておらず、
だれもいない暗い舞台に装置がたたずんでいます。
天井からつられている何枚かの布は、
すべてシャネル服の定番デザインを使ったものでした。
中でもピンクのスーツをイメージした厚い布は、
すごく豪華で緞帳みたいだった！
この布で緞帳つくったらすごく可愛いだろうなあ・・・
でも高い　だろうなあ・・・
そんなことを考えているうちに、
ベルが鳴り、客電がおちていきます。


G２演出だなあと思ったのは、
群集の使い方。
人がひとりずつ無機質にセットに入ってくるところとか、
たくさん人がいる中での一人一人の立たせ方とか。
そういう、小劇場系で見慣れた演出と
ミュージカルのセオリーが入り混じって、
まさにG2演出のミュージカルになってました。
違和感なかった。


けど・・・いわゆる小劇場系のおいしい役どころを、
脇のミュージカル俳優がやりきれていたかどうかっていうのは、
ちょっとあれかなーと。
おかまの役とかは、もっと、なんか・・・
よくやってたけど、はっちゃけ具合が足らないというか。
ちょっとかしてごらん！
それ筧利夫とかにさせてごらん！
ってちょっと思いました。
まあ筧さんなんかもってきたら、
全部もってっちゃうからまたバランスわるくなっちゃうけどね・・・
むずかしいとこです。


それから、やっぱりすごいのはココ・シャネル役の鳳蘭の、
圧倒的存在感。
ほとんど出づっぱりなんだけど、
お客をあきさせない。どんどんココという人物に感情移入させてくれる。
ああ、中央に立つ人の責任をMAX果たしてるな！って思いました。
この人が元気なうちに、この人の演技を生で見れてよかったなって思いました。


あと元宝塚トップの湖月わたる。
ものすごい声が高くて、かわいくて、
一瞬だれかわかりませんでした。
え？え？あれほんとに湖月？
あんなにバリバリおかしなくらい男役だった湖月？
ああこの人演技うまかったんだなー
って、失礼なことを思ってしまいました。
うん、申し分なくかわいく、スタイルもよかった。
ちょっと声が高すぎてマイクの音が割れて、
時々ききづらかったのは惜しかったけども。
でも宝塚の元男役にしては、
本当にうまく女性の演技に戻ってるなーって思いました。


あとは・・・
男性陣の歌がとにかくうまかったことと、
鈴木綜馬さんの声が素敵だったけど
綜馬さんスーツが似合ってなくて足が短くみえて
ちょっと残念だったことと、
やっぱり綜馬さんの演技は場が締まるなあと思ったのと、
綜馬さんはオッサンでも若者でもいけるなと思ったことが、
印象に残りました。
・・・すいません好きなんですよ。鈴木さんが。


あ、大澄賢也は・・・
一応湖月わたるの相手役なんだけど、
うん、時々しか出てこなかったんだけど、
存在感はあったよ。
ただ、途中から「ジャパネットた●た」に見えて仕方なかった。
毎回いつ鳳蘭にハイビジョンテレビを売りつけてくるかと思って
どきどきした。



そんなこんなで休憩をはさみつつの
2時間くらい？（だっけ）
あっという間でした。
じつは全国ツアーの千秋楽だったらしく、
（どおりで拍手のタイミングがものすごく揃ってたわけだ・・・）
最後はスタンディング・オべーション。
大喝采のうちに幕は閉じたのでした。
演出のG2さん出てくるかな？と思ったけど、
出てこなかった。

「G２さん、きてなかったのかねー。出てくるかと思ったけどねえ」

そんな会話をしながらロビーにでた私達。
目の前には
なんか気になるヒゲのおっさんが。
うん、この人なんか、休憩時間とか開演前とか
すんごいロビーをうろうろしてて、
気になってたのよね。
だって鹿児島の人にしてはすごい垢抜けてるんだもん。
私達が休憩時間座って話してたとき、
となりのソファにずっといたし。

ん？
よくみたら
みたことあ・・・
あ・・・


つーじー！！？　


わたし「よっぷん、あれ、G2さんじゃ・・・」

よっぷん「え・・・うそ・・・」


と、
目の前でG２（仮）は、
ひとりの女性と握手をした。


ビンゴ！！！　


血相をかえたわたしは、
とまどうよっぷんを引きずって
ヒゲのオッサンのもとへ。
オッサンは何かを察知したのか
ふらりと会場の外へ。
少し左に折れたあたりで、
我々はついにつーじーをロックオンした。

「・・・G２さんですか？（どきどき）」

「はい。」

やったー！

「握手してください！」


力強い握手。
手は意外に肉厚（ｂｙよっぷん）。
あと・・・観劇中冷房がきつくて、
わたしの手がMAX冷え切ってたせいもあるだろうけど、
G2さんの手はすっごくあったかくて印象的だった。
目つきは鋭かったけど、
にこっとしてくれて、いいひとでした！
私達興奮しすぎて写真とるの忘れちゃったけど、
思い出に残る握手だったよ。


あと、休憩中に
「ジャニーズの赤・・・赤・・・赤西？西じゃなかったかも。」
「赤・・・西じゃないよね？なんだろ。赤池？」
というような、ジャニーズ音痴全開の会話を隣で聞かれていたかもしれないと思うと、
ちょっと恥ずかしいよ。




はい、長くなっちゃいましてほんとにすいません・・・
このあと夜中の2時近くまで二人で話しこんだんですけどね？
もうさすがにあれ？
じゃあ写真だけ。
どん！これ！レア！





よっぷんだ！



いやー楽しかった。
そんなわけでよっぷんとの楽しいデートの巻、
これにて！


・・・・ほんとに長くてほんとにすいません。
だって楽しかったの・・・。